株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都港区 代表取締役社長:淺野 健)は、住宅リフォームの実施者 を対象に調査を実施しました。2017年の調査結果の一部を抜粋してご報告申し上げます。
リフォーム費用
リフォーム費用は、全体で平均610.4万円。
エリア別では、首都圏(591.2万円)、東海圏(674.7万円)、関西圏(607.4 万円)と首都圏が最も安い。
年代別では、20-40代(617.7万円)、50代以上(608.3万円)と 20-40代が9.4万円上回った。
リフォームタイミング別では、中古購入時のリフォーム(612.9万円)、現在の 住居(591.3万円)と中古購入時のリフォームが21.6万円上回った。

リフォームのきっかけ
戸建リフォームとマンションリフォームの違いを見ると、戸建リフォームでは 「家が古くなった・老朽化した」(46.8%)、 「住宅設備が古くなった・壊れ た」(43.4%)、 「外観の見栄えが悪くなった」(18.9%)など、家の老朽化 への不安や外観の古さがきっかけとなる傾向が見られる。
マンションリフォームでは、 「住宅設備が古くなった・壊れた」(46.8%)、 「設備の使い勝手に不満がある」(28.6%)、「間取りに不満がある」 (20.8%)、「好みのインテリア・デザインに変えたい」(18.8%)、「収納ス ペースの確保」(18.2%)など、間取りの使い勝手改善や内装の刷新願望がきっ かけとなる傾向が見られる。 4 ※29項目中各上位

リフォームにおける重視項目
戸建リフォームとマンションリフォームの違いを見ると、戸建リフォームでは 「最新機能のついた設備を設置したい(18.6%)、「省エネルギー性の向上」 (17.3%)、「断熱性の向上」(16.7%) 、「耐震性の向上」(13.9%)など 機能性の向上や住宅性能の向上を重視する傾向が見られる。
マンションリフォームでは、「家事がしやすい」(31.2%)が最も高く、「デザ インや質感が気に入っている設備や素材を取り入れたい」(27.3%)、「収納ス ペースが充実している」(26.6%)、「最新機能のついた設備を設置したい」 (26.0%)など間取りの使い勝手やデザインを重視する傾向が見られる。

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本編では、以下のトピックスについて説明しています
リフォーム実施者全体の動向トレンドについて
- リフォームをした部分は、「浴室」(56.7%)、「トイレ」(54.7%)、「洗面室」(53.4%)、 「キッチン(台 所)」(52.7%)など、水まわりが上位。
中古を買ってリフォームについて
- 中古物件を取得した人のうち、リフォームをした後に入居した人は55.1%。
- リフォームをした理由は「リフォームすることで、自分好みの家にしたかったから(デザイン)」(35.9%)、「住みたい 物件を見つけたがリフォームが必要だったから」(34.8%)、「(新築と比べて)費用を抑えたいと思ったため」( 27.2%)が上位。中古物件購入の際に並行して検討していたものでは、全項目で昨年よりポイントが上昇。『並行 して検討していたものはない』が13.2ポイント減少。
- 中古を買ってリフォームした人の物件購入費用は、全体で平均3,156.3万円。 リフォーム費用は、全体で平均628.1万円。
- 物件購入費用の捻出方法は「金融機関などの住宅ローンを活用」(62.0%)、「自己資金(貯蓄など)から捻 出」(52.2%)が上位。
- リフォーム費用の捻出方法は「自己資金(貯蓄など)から捻出」(66.3%)が突出。「 金融機関などの住宅ローンを活用」(22.8%)が昨年より、9.4ポイント増加。