株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都中央区 代表取締役社長:野口孝広)では、新築分譲 マンション市場の実態をつかむために、首都圏の新築分譲マンション契約者を対象とした調査を2001年よ り毎年実施しております。この度、2016年に契約された方の動向を取りまとめました。時系列比較をしな がら、概要をご報告いたします。
東京23区の購入割合は2015年から減少し、40%に
購入した物件の所在地では「東京23区」が最も多く40%。以下「神奈川県」22%、 「東京都下」14%、「埼玉県」 12%、「千葉県」11%と続く。
「東京23区」の割合は調査開始以来の最高値であった2015年から8ポイントの減少となった。
ライフステージ別にみると、シングル世帯では「東京23区」の割合が全体に比べ高く、シングル男性世帯で5 割を超え、シングル女性世帯では6割を超える。

平均購入価格は5,081万円で2001年の調査開始以来最高額
購入価格は「6,000万円以上」が23%、「5,000~6,000万円未満」が22%で、5,000万円以上で全体の45%を 占める。平均購入価格は2015年から106万円上昇し、5,081万円と2001年の調査開始以来初めて5,000万 円を超えた。
購入物件所在地別に平均購入価格の推移をみると、千葉県を除く地域で2015年から上昇し、調査開始以来 の最高額となった。特に埼玉県で上昇幅が大きい(536万円)。

世帯主平均年齢は38.2歳で、2015年からやや若く
契約世帯の世帯主年齢は「30~34歳」が最も多く31%、以下「40代」(23%)、「35~39歳」(22%)と続く。平均 年齢は38.2歳で、2015年からやや下降した。時系列でみると、50代以上の割合が2015年よりやや減少して いる。
契約者のライフステージでは「子供あり世帯計」が46%を占め、「夫婦のみ世帯」は33%、「シングル世帯計」 は11%となっている。

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本編では、以下のトピックスについて説明しています
- 平均世帯総年収は900万円、既婚世帯の6割強が共働きに
- 自己資金は減少、平均ローン借入総額は4,286万円に増加
- 購入理由として「金利が低く買い時」が2015年から増加
- 「価格」「最寄り駅からの時間」「住戸の広さ」が物件選びの重視上位3項目
- 中古マンションとの並行検討者は全体の47%