株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都中央区 代表取締役社長 野口 孝広 )は、賃貸物件を 契約した人を対象に調査を実施してきましたが、このたび2015年度の賃貸契約者調査の結果(2016年5月 実施)をまとめましたので一部を抜粋してご報告申し上げます。
部屋探し時の利用情報源はPCサイトが利用率トップだが、2013年から10ポイント減少した昨年とほ ぼ同じスコアだった。一方、スマートフォンサイト・アプリ利用率の増加傾向が続く。
利用した情報源は、「PCサイト」(51.4%)がトップだが、昨年に引き続き2013年と比較すると約 10ポイント減少。「PCサイト」が減少傾向をみせるのとは反対に、「スマートフォンサイト・アプ リ」の利用率は、2013年23.2%→2014年27.9%→2015年29.6%と連続して伸びている。
世帯構成別にみると、【女性社会人】では特にスマホの利用率が高く、35.8%となっている。一方 【学生】はスマホの利用率が低く19.6%。

部屋探しを開始してから契約するまでの期間は、平均22.1日とここ3年で最も短い。また約8割の人 が30日(1ヶ月)未満で契約をしている。
部屋探しを開始してから契約するまでの期間は、「30日(1ヶ月)未満」が最も多く25.3%となって おり、「1日」~「30日(1ヶ月)未満」の回答を合わせると約8割。部屋探しを開始してから契約す るまでの期間は、平均して2013年23.3日→2014年22.8日→2015年22.1日となっており、年々減少 している。
世帯構成別にみると、【ファミリー】の平均契約期間数が25.8日となっており、全体に比べやや長い。 逆に【男性社会人】の平均契約期間数は17.5日で、全体に比べ短い。

部屋探しの際の不動産会社店舗への訪問数は平均1.6店舗で、昨年より微減となっている。「0店舗 (訪問していない)」は9.9%、「1店舗」は46.5%となっており、合わせると5割を超える。
訪問した不動産会社店舗数は「0店舗(訪問していない)」が9.9%で、10人に1人は一度も不動産会 社へ訪問せず物件を決定している。「1店舗」が46.5%、次いで「2店舗」(26.9%)、「3店舗」 (10.7%)が続く。平均訪問数は、2014年1.7店舗→2015年1.6店舗とやや少なくなっている。
世帯構成別にみると、【男性社会人】は「1店舗」のみが56.9%、【学生】では「2店舗」が47.0%とそれぞれ全体より高い。

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本編では、以下のトピックスについて説明しています
- 部屋探しの際に、見学した物件数は平均3.1件。過去3年で最も少ない。見学数「0件(見学していな い)」は10.2%となり、物件を見学せずに契約する人が年々増えている。
- 入居物件の家賃平均は83,787円と、過去3年で最も高い。契約の際に選んでいる物件の賃料が年々増 加している。
- 通勤・通学時間は平均35.3分で、昨年と比べやや減少。「10分未満」が過去最も高い12.1%。利便 性を求める人が増加していることがうかがえる。
- 自宅で希望するインターネット通信環境は「もともと物件に付いている光回線など高速ネット通信 (無料・家賃に込)」(36.1%)が最も多く、「ご自身で契約した光回線」(33.2%)が続く。
- 現地を内覧しているような動画としてニーズが高いものは「部屋の中を実際に移動し、動線がわかる 動画」(74.1%)、「リビング、各居室全体を映した動画」(62.8%)、「キッチンや水回りの設備 を稼働させてる動画」(57.5%)がTOP3。
- 家賃が上がってもほしい設備は「エアコン付き」(73.1%)、「追い焚き機能つきの風呂」 (68.7%)、 「ディンプルキーなどのピッキング対策のカギ」(66.5%)がTOP3