株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:葛原孝司)では、新築分譲マンション市場の実態をつかむために、2003年より関西圏の新築分譲マンション契約者を対象とした調査を行っております。この度、2012年に契約された方の動向を取りまとめました。時系列比較をしながら、概要をご報告いたします。
平均年齢は横ばい、子供あり世帯の購入が4割強
契約世帯の世帯主年齢は「30〜34歳」が最も多く29%、ついでに「35〜39歳」の24%、「シングル世帯計」は13%となっている。2011年から構成比に大きな変化はみられない。

共働き世帯が全体の45%(2001年から13ポイント増加)
契約世帯全体における共働き世帯の割合は45%、既婚世帯では53%で、更に詳しくみると、夫婦のみ世帯では77%、子供あり世帯では35%を占める。2001年と比較すると、全体では13ポイントの増加。夫婦世帯のみ世帯では16%ポイント増加している。子供あり世帯のうち、第一子小学生以上世帯は2001年とほぼ同じだが、第一子小学校入学前世帯では13ポイント増となっている。
購入者におけるポスト団塊ジュニア世代(1967年以降生まれ/2012年時点で36歳以下)の割合は55%で、2011年から3ポイント増加。ライフステージ別でみると、夫婦のみ世帯ではポスト団塊ジュニア世代の割合が高く69%を占める。一方、シングル女性世帯では32%にとどまっている。

平均価格は前年からほぼ横ばいの3,296万円
購入価格は「2,500〜3,000万円未満」が最も多く30%、ついでに「3000万円〜3500万円未満」の27%。「2500〜3000万円未満」の割合が2011年から4ポイント増加したが、平均購入価格は3296万円でほぼ横ばい。首都圏と比べ、関西圏の平均購入価格は762万円低い。
購入物件所在地別でみると、北摂エリアは4000万円以上で4分の1を占めており、平均額も3541万円で最も高い。ついでに平均が高いのは阪神間エリアの3530万円。
ライフステージ別でみると、シニアカップル世帯の平均額が3619万円で最も高い。ついでに子供あり世帯の3408万円。

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本編では、以下のトピックスについて説明しています
- 購入理由で最も多いのが「子供や家族のため」
- 「価格」「最寄駅からの不安」「住戸の広さ」が重視上位3項目
- 決め手としての「地震対策」の優先順位は、やや上昇
- 中古マンションとの並行検討者は引き続き4割を超える