弊社では、新築分譲マンション市場の実態をつかむために、2003年より関西圏の新築分譲マンション契約者を対象とした調査を行っております。この度2011年に契約された方の動向を取りまとめした。時系列比較をしながら、概要をご報告します。
平均年齢がやや上昇。子供あり世帯の購入が最も多い
2011年に関西圏で新築マンション購入契約をした世帯の世帯主年齢は「30〜34歳」が最も多く28%、次いで「35〜39歳」の23%。2010年と比較して30代がやや減少し、その分40代以上が増加した。平均年齢は37.7歳で、2010年から約1歳上昇。
契約者のライフステージでは「子供あり世帯計」が42%を占め、最も多くなっている。ついで「夫婦のみ世帯計」の35%。構成比は2010年から大きな変化はみられない。

大阪市内、北摂、阪神間エリアの購入割合が増加
増加した物件の所在地は「大阪市内エリア」が32%で最も多く、以下「北摂エリア」(24%)、「神戸市以西エリア」(13%)となっている。
「大阪市内エリア」は2010年に11ポイント減少したが、今回6ポイントの増加となった。他のエリアを見ると、「北摂エリア」「阪神間エリア」が2010年から増加し、「東大阪・奈良エリア」「京都エリア」が減少している。
ライフステージ別にみると、シングル世帯では「大阪市内エリア」が特に多く47%を占めている。

平均購入価格は前年からほぼ横ばいの3321万円
購入価格は「3000〜3500万円未満」が最も多く27%、ついで「2500〜3000万円未満」の26%。
平均購入価格は3321万円で、2010年からほぼ横ばい、首都圏と比べ、関西圏の平均購入価格は744万円低い。
購入物件の所在地別にみると、北摂エリアが3640万円で最も高く、ついで阪神間エリアの3581万円。
所在地別の平均購入価格の推移をみると、神戸市以西エリアや東大阪・奈良エリリアは’2010年から50万円以上上昇。一方。大阪市内エリアや、北摂エリアなどは、100万円以上の低下となった。

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