弊社では、新築分譲マンション市場の実態をつかむために、2003年より関西圏の新築分譲マンション契約者を対象とした調査を行っております。この度、2010年に契約された方の動向を取りまとめました。時系列比較をしながら、概要をご報告します。
2010年に関西圏で新築分譲マンションの購入契約をした世帯の世帯主年齢は「30〜34歳」が最も多く31%、次いで「35〜39歳」の24%。2009年と比較して「50歳以上」がやや増加した。平均年齢は36.8歳。
契約者のライフステージでは「第一子小学校入学前世帯」が31%で最も多く。「夫婦のみ共働き世帯(DINKS)」が29%で続く。首都圏に比べ、関西圏では夫婦のみ世帯の割合が4ポイント低い。
構成比は2009年からはあまり変わらないが、2001年からの10年間でみると、「夫婦のみ共働き世帯(DINKS)」が徐々に増加する傾向がみられ、2001年からは14ポイントの増加となった。
購入した物件の所在地は「大阪市内エリア」が26%で最も多く、以下「北摂エリア」(21%)、「神戸市以西エリア」(14%)、「東大阪・奈良エリア」(11%)、「阪神間エリア」(10%)となっている。
「大阪市内エリアは」は2009年に13ポイント増加したが、2010年は11ポイントの減少となった。他のエリアをみると、「北摂エリア」「神戸市以西エリア」「東大阪・奈良エリア」が2009年から増加し、「阪神間エリア」「京阪エリア」が減少している。
ライフステージ別にみると、シングル世帯では「大阪市内エリア」が特に多く37%を占める。子供あり世帯では「北摂エリア」、シニアカップル世帯では「阪神間エリア」や「東大阪・奈良エリア」の割合が全体に比べて高い。
購入価格は「3000万円〜3500万円未満」が最も多く26%、ついで「2500〜3000万円未満」の23%。
平均購入価格は3339万円。2008年から2年連続低下していたが、2010年は67万円の増加となった。首都圏と比べ、関西圏の平均購入価格は764万円低い。
購入物件の所在地別にみると、北摂エリアが3764万円で最も高い。所在地別の平均価格の推移をみると、阪神間エリア、東大阪・奈良エリア、京都エリアは2009年から200万円弱〜400万円弱の大幅上昇
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