株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都中央区 代表取締役社長:野口孝広)では、分譲マン ションの管理やコミュニティの実態をつかむために、首都圏の分譲マンション居住者を対象とした調査を初 めて行いました。その概要をご報告いたします。
ほぼ全員が「マンションを適切に管理・修繕し、資産価値を守りたい」
「今のマンションを適切に管理・修繕して、資産価値を保ちたい」と考える割合(思う・計)は、どの属性でも9割を超えている。
「とてもそう思う」の割合が全体と比べて高いのは、世帯主が50歳以上、総階数 30階以上や購入価格5000 万円以上の物件に居住する人である。

管理組合の総会参加率は46%、総戸数300戸以上や総階数30階以上の物件に居住する人では3割を下回る
管理組合の総会への参加率(参加・計の割合)は、世帯主が60歳以上、総戸数100戸未満の物件に居住する 人で5割を超え、全体と比べて高くなっている。
一方、総戸数300戸以上や総階数30階以上の物件に居住する人では、この割合が3割を下回る。

「組合の理事になってもいい」と考える人は34%
「管理組合の理事や、専門委員会の委員になってもいい」と考える割合(あてはまる・計)は、世帯主が60 歳以上、総戸数100戸未満、購入価格6000万円以上の物件に居住する人などで4割となっており、全体と比べて高い。
一方、家族構成が本人のみの人、総戸数300戸以上や総階数20階以上の物件に居住する人では、この割合が3割を下回る。

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本編では、以下のトピックスについて説明しています
- マンション内で、挨拶をする相手がいる人(91%)は多いが、立ち話をしたり(43 %)、頼みごとができる相手がいる人(23%)は少ない
- 居住者のマナーはよく(74%)、互いのプライバシーも尊重していると思うが(79 %)、いざという時に助けあえると思う人は40%にとどまる
- 課題に対し迅速に意思決定をする理事会は多いが(64%)、リーダーシップが感じ られる(40%)、組合の運営を企業経営の視点で行う(27%)理事会は少ない
- 業務を確実にこなす管理会社は多いが(80%)、非常時に頼りになる (49%)、 居住者の交流を積極的に支援する(36%)管理会社は少ない
- 立ち話や頼みごとができる相手がいる人、リーダーシップや企業経営の視点がある理 事会や、居住者交流を支援する管理会社の物件に住む人は、「いざという時に助けあ える」と思う割合が全体に比べて高い
- 「いざという時に助けあえる」と思う人は、全体に比べマンションへの愛着が強く、管理会社に対する期待も大きい