最終更新日:2015.07.15

2014年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査 (首都圏版)

株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都中央区 代表取締役社長 野口 孝広 )は、賃貸物件を 契約した人を対象に調査を実施してきましたが、このたび2014年度の契約者調査の結果(2015年5月実施)をまとめましたので一部を抜粋してご報告申し上げます。

部屋探し時の利用情報源で、スマートフォンサイト・アプリ利用率が29.9%と昨年より7.2ポイント 増加。スマートフォンサイト・アプリ利用率の増加傾向が続く。利用率トップのPCサイトは3年連続で 減少し、2014年では49.2%。

利用した情報源は、「PCサイト」(49.2%)がトップだが、2012年以降減少傾向が続く(2012年 61.2%→2014年49.2%)。「PCサイト」が減少傾向をみせるのとは反対に、「スマートフォンサ イト・アプリ」の利用率は、2012年18.5%→2013年22.7%→2014年29.9%と連続して、大きく伸 びている。

世帯構成別にみると、【女性社会人】では特にスマートフォンの利用率が高く、43.2%となっている。 一方【男性社会人】はスマートフォンの利用率が低く12.9%。また【ファミリー】では、特に「PCサイト」の利用率が低く40.6%。

部屋探しに利用した情報源

不動産会社店舗への訪問数は平均1.7店舗。 「0店舗(訪問していない)」は12.2%と過去3年間の 調査で最も高い割合。

訪問した不動産会社店舗数は「0店舗(訪問していない)」が12.2%で、10人に1人は一度も不動産会 社へ訪問せず物件を決定している。「1店舗」が(42.8%)、次いで「2店舗」(25.9%)、「3店 舗」(12.3%)が続く。

世帯構成別にみると、【男性社会人】は「1店舗」のみが52.4%と全体より高い。

部屋探しのために訪問した不動産会社店舗数

見学した物件数は平均3.4件。見学数「0件(見学していない)」は9.5%、「1件」は15.2%。

見学した物件数「0件(見学していない)」が9.5%で、約10人に1人は一度も物件を見学せずに物件 を決定している。 全体でみると、見学した物件数は約6割が3件以下である。

世帯構成別に大きな差は見られないが、【男性社会人】は「1件」の割合が他の属性より高い。また、 【学生】と【男性社会人】は平均値が2.9件と3件を下回る。

部屋探し部屋探しの際に見学した物件数

続きをご覧になりたい方は、以下より本編をダウンロードください
本編では、以下のトピックスについて説明しています

  • 入居時の設備・仕様について、全体でみた必要度(次に引越す時は(も)絶対欲しい)の1位は「エア コン付き」で71.0%、2位「都市ガス」56.9%、3位「TVモニター付インターフォン」44.3%と続く。
  • 入居時の設備・仕様について、これまでに利用経験がない人に限った場合の必要度(次に引越す時は (も)絶対欲しい)は、1位「都市ガス」25.7%、2位「無料もしくは安価な高速インターネット接 続」17.2%、3位「断熱・遮熱性能の高い窓」16.6%。
  • 1物件あたり写真20点を見ることができる不動産検索サイトがあるとして、今後さらに欲しい/ある と嬉しい情報は「実際に物件を内見しているかのような内覧動画がある」が最も高く43.7%。
  • 現地を内覧しているような動画としてニーズが高いものは「部屋の中を実際に移動し、動線が分かる 動画」(72.6%)、「リビング・各居室全体を映した動画」(60.7%)、「キッチンや水回りの設備 を稼働させてる動画」(57.2%)が上位。
  • 借主負担DIY型賃貸借契約を認知している人の割合は10.3%。入居後にリフォーム・カスタマイズを 実施したことがある人の割合は12.3%。
  • 自宅で希望するインターネット通信環境は「もともと物件に付いている光回線などの高速ネット通信 (無料・家賃に込)」が最も多く40.3%。

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